【10月20日(土)】
こんにちは、地域学校協働本部です!
ウィークエンドスクール10月「スポーツ教室」を実施しました。
今回のテーマは「かけっこ」
運動会間近ということもあり、速く走れるようになりたい子供たちがたくさん参加してくれました!
①低学年の部
まずは上手に早く走るためには体はどういうふうに動かしたらいいのか?といった基本の【体の使い方】を教わります。

足のバネ(ジャンプ力)を意識してみよう!
ここでは、ボールを使って自分の“弾む力”を感じ取る練習をしました。
まずはボールを観察しながら、
「ボールってどうやって弾んでいる?」「どうするとよく弾んで、どうだと弾まないかな?」といったことをみんなで考えてみました。
そのあと、自分たちがボールになったつもりでジャンプ!
“ボールなりきり練習”で、体を弾ませる感覚を楽しみながら自然と動きを掴むのが狙いです。
遊びの延長のような雰囲気の中で、子どもたちも早々に練習を楽しんでいました♪
走り出す際の重心のかけ方はかなり重要なポイント!?
この重心の使い方を意識するかしないかで、走るスピードが大きく変わるそうです。
まさに“走り出しの良し悪しが、かけっこを制する!”といっても過言ではない??
見学していた保護者の方々にもご協力いただき、体を少し前に倒して重心を前方にかける練習を一緒に行いました。

タコやイカのものまねをしながら横断歩道を渡る!?
そんなユニークな設定で、走り出しの練習を行いました。
校庭に引かれたラインを“横断歩道の白線”に見立てて、その白線をまたぐように股幅を大きくとることを意識しながら走ります。
「タコのポーズ」「イカのポーズ」――
講師の先生が実際にタコとイカの動きの違いをモノマネで見せてくれるので、子どもたちはその違いをすぐに理解し、自然と体で表現できていました。
身近な生き物をイメージしながらモノマネをしているうちに、
「あれ? なんだかいつもより速く走れてる!」と感じた子も多かったのでは?
楽しみながら“速く走るコツ”を体で覚える、遊びと学びが一体になった練習でした♪

足をしっかり接地させて走れるようになる秘策!?
足に鈴をつけて走るというユニークな練習にも挑戦しました。
まずは両足でジャンプして、
→ 鈴の“きれいな音”だけを鳴らす
→ あえて“うるさい音”も混ぜて鳴らしてみる
といった動きを繰り返しながら、音の違いで自分の体の弾ませ方や足の着地の仕方を感じ取っていきます。
さらに、鈴の紐についているチューブを踏みつけるように歩く練習も行いました。
このときのポイントは、「靴底にグミがくっついてしまったイメージ」でしっかり足裏を地面につけること。
遊びのような感覚の中で、自然と“正しい足の接地”を身につけられる工夫が詰まっていました。

最後の仕上げは、昔話『ももたろう』のストーリーになぞらえた総まとめの練習でした。
これまでに教わった「タコのポーズ」「イカの姿勢」、そして「グミがくっついた靴底」の感覚など、すべてを意識しながら走ります。
中でも一番大切なのは“イカの姿勢”。
コーチは、
「普段の生活の中でもイカの姿勢を意識して過ごすことで、自然といい筋肉がついて姿勢が整っていく」
「イカのように姿勢よく、しなやかに。きれいな体はよく動く」
と話してくださいました。
シンプルだけれど、とても心に残る言葉でした。






今回の指導で特に印象的だったのは、【イメージ力を活かす指導】でした。
理屈で説明されるよりも、「イカのように」「タコのように」「フラミンゴみたいに」といった身近な生き物の動きを例にしてもらうことで、子どもたちは自然とその姿勢や動きをイメージし、体で表現することができていました。
言葉で理解するより、イメージで感じ取る方がずっと伝わりやすい——そんなことを改めて実感しました。
実際に指導の様子を見ていて、親としてもとても勉強になりました。
日本体育大学、児童スポーツ教育学部の皆さん、今回もありがとうございました!
😊ウィークエンドスクールについて😊
ウィークエンドスクールとは、こどもたちの自主性、社会性、創造性を養い、健全育成と家庭・地域の教育力の向上を図る江東区の放課後や週末活動支援事業の一環です。



