【2026年10月3日(土)】
こんにちは、地域学校協働本部です!
秋シーズンの到来にあわせて、対話型絵画鑑賞プログラム「みるはなきっず」を開催しました。
今回は欠席児童が多く、少人数での開催となりましたが、その分、一人ひとりがじっくり絵と向き合い、たくさんお話ししながら楽しむ時間となりました。

「みるはなきっず」って?
「みるはなきっず」は、絵画をみんなで鑑賞しながら、感じたことや気づいたことを自由に話して楽しむワークショップです。
① よく見てみよう
② 話してみよう(お話ししたくなったらで大丈夫♪)
③ みんなのお話も聞いてみよう(意見がちがっても大丈夫♪)
絵についての正解を探すのではなく、それぞれの「見え方」「感じ方」「考え方」を大切にします。
絵を鑑賞して、お話してみよう
「かお、かお、かお どんなかお?」

まずは、たくさんの肖像画を見ながら、
「おともだちになれそうなのは?」
「おともだちに似ている顔はある?」
など、それぞれの顔をじっくり観察してみます。
「ちょっと怖そう」
「この人とはお友だちになれそう!」
など、いろいろな感想が飛び出しました。
■1枚目の絵

続いて、いろいろな人がベンチに座っている絵を鑑賞しました。
まずは絵をよく観察して、気になったことや気づいたことをみんなで共有します。
「床板が段差になっているようにも、平面にも見える」
「バスの中みたい」
「バスを待っているところかも?電車のホームかも??」
「マフラーがなびいているから、走っているところじゃない?」
と、絵に描かれているものを手がかりに、さまざまな想像が広がっていきました。
さらに、
「真ん中の人は赤ちゃんを抱いているのかも?」
「子どもは誰と一緒なんだろう?」
「お母さん? おじさん?」
「左の2人は恋人同士かも」
「みんなが持っている荷物は何だろう?」
など、描かれている人物の関係性まで考えていきます。
同じ一枚の絵を見ても、そこから想像する世界は一人ひとり違います。
子どもたちの自由な発想に、こちらも「なるほど!」と驚かされました。
■2枚目の絵

次の絵は少し暗がりの場面。
画像を拡大しながら、細かなところまでじっくり観察しました。
すると、こちらも次々といろいろな考察が!
「ここは舞台の裏側で準備しているところかも」
「お城みたい」
「これから外に出かけるのかな?」
「ドレスが素敵!着てみたい」
「後ろにうっすら顔が見えるけど、誰なんだろう?」
「この絵の見えないところにも続きがあるのかも」
などなど。
いつの間にか、まるで絵の中の謎を解くミステリー会のような雰囲気に(笑)。
不思議と謎めいたミステリアスな絵画にも見えてくるので不思議です…w
なお、みるはなきっずでは、作品名や作品の背景などはあえて伏せて鑑賞します。
先入観を持たず、まずは自分の目でよく見て、そこから自由に想像を広げてもらうためです。
一枚の絵から、こんなにもたくさんの物語が生まれることに、みんなで驚きながら楽しみました。
自画像を描いてみよう

まずは有名な画家たちの自画像を鑑賞しました。
同じ人物が自分自身を描いた3枚の作品を見比べながら、
「自画像ってどんなもの?」
「どんなふうに自分を表現できるかな?」
と、いろいろな表現方法について考えていきます。
■まずは目をつぶって描いてみよう!

画用紙を手元に置き、目をつぶってランダムにクレヨンを選びます。
みんなで顔のパーツを描く順番を決め、描き始める位置だけを決めたら、目をつぶったまま描いてみました。
これは「上手に描く」ことが目的ではなく、偶然できる形や色を楽しむためのワークです。
「どんな顔になるんだろう?」とワクワクしながら、思い思いに描いていきました。
■今度は「今日の私」を描いてみよう

次は、鏡を見ながら自分自身をよく観察して描きます。
今回のテーマは、「上手い・下手ではなく、『今日の私』を描いてみよう」。
「こんなものが好き」
「こんな髪型にしたい」
「こんな服を着てみたい」
など、自分の気持ちや「今の自分」を意識しながら、それぞれ自由に表現しました。
参加者が女の子だけだったこともあり、恋バナにも花が咲き、和やかな雰囲気の中でお絵描きを楽しみました♪
最後はみんなの自画像を鑑賞

完成した作品をみんなで鑑賞しました。
それぞれの「自分」がしっかりと表現された、個性豊かな自画像が完成!
3名とも、活き活きしている「今の自分」を表現できたでしょうか?
「自分がめっちゃ上手に描けた!」
「またやりたい!楽しかった!」
「絵を描くのが楽しかった!」
と、みんな大満足。
「またやりたい!」という嬉しいリクエストもありました😊

今回は少人数での開催でしたが、その分、参加した子どもたちが一人ひとりたくさん発言し、じっくり絵を見たり、楽しそうに絵を描いたりする姿がとても印象的でした。
参加してくださった皆さん、そして「みるはなきっず」ファシリテーター(対話型鑑賞アートマインドコーチングアドバンスコーチ)のみゅうゆう先生、ありがとうございました!
次回の開催もどうぞお楽しみに♪
(詳細は別途ご案内いたします)
「みるはなきっず」は、学年を問わず、いつでも誰でも好きなタイミングで参加できる1回完結スタイルのワークショップです。
絵画の知識や、絵を描く経験は必要ありません。
「おもしろそう!」と思ったら、ぜひ気軽に参加してみてくださいね。
~対話型鑑賞について~
対話型鑑賞は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)などでも取り入れられている、作品を見ながら対話する鑑賞方法です。
絵を見て自分が感じたことを話し、ほかの人の意見を聴くことで、観察力や思考力を深め、対話を通して共感力や想像力を育みます。
「正解」を当てることが目的ではないため、誰の意見も否定されることなく、絵画の知識やアートの経験がなくても楽しむことができます。
みんなで「見る(よく観る)・話す・聴く」ことによって対話が生まれ、ほかの人の考えを聞くことで、自分の思考もさらに深まっていきます。
2023年、平久小保護者の発案により、この対話型鑑賞を「見る、話す、聞く、こどもたち」の頭文字から**「みるはなきっず」**と名付け、活動をスタートしました。
見る力、感じる力は、日常の中での豊かな発想や探究、創造性にもつながります。
子どもたちの豊かな経験のひとつとして、ぜひ「みるはなきっず」をお役立てください。
😊ウィークエンドスクールについて😊
ウィークエンドスクールとは、子どもたちの自主性・社会性・創造性を養い、健全育成と家庭・地域の教育力の向上を図る、江東区の放課後や週末活動支援事業の一環です。




