【7月2日(水)】
こんにちは、地域学校協働本部です!
今年度ウィークエンドスクール「平久科学実験教室」第2回を実施しました。
テーマは「エタノールで船を走らせよう」

今回の実験は【水】を使います。
まず宇宙ステーション内での実験映像を見て今回のテーマにつながるヒントを学びます。
宇宙空間は重力が無い事は子供達も知っているようでした。
無重力空間で水はどうなる?どんなかたち?
質問に映像を見ながら皆、観察した事を口にしていました。

(実験その1)撥水加工されているポイの上にスポイトで水を垂らすと、どうなる?
少量の水だと、小さいまるい水玉ができポイの上をコロコロ転がります。では、多めの水だとどうなると思う?と先生に質問されて次は少し多めに水を垂らしてみます。
違いに気がつき、何故違うのか?など其々の感想などを話し合いました。
(実験その2)小さい水玉に、ゴマを入れたらどうなる?
ゴマを慎重に水玉の中へ。ゴマは水玉から出られません。
何故でしょう?
(実験その3)1円玉は【水】に浮く?【エタノール】では浮く?
この実験では液体によって浮く、沈むの違いがある事がわかりました。
その理由に耳を傾けている子供達が印象的でした。
先生が《他の液体で実験しても面白いよ》と教えてくれて興味津々な子どもたち。
ジュースや油、液体洗剤など、どんな結果になるんでしょうね?

(実験その4)船を走らせる実験
まず、船を自作するところからですが、小さい部品もあり先生の力を借りる姿もありました。

不思議で楽しい光景に、どんどんスポイトでエタノールを落とす子どもたち。
・船はどう動いた?
・船の色々な所からエタノールを垂らしてみたらどうなる?
・エタノールの量で船の動きは違う?
など、先生からの質問を実践して観察し、子どもたちなりに考えをまとめていました。
ちなみに
実験①〜④の現象は【表面張力】という、液体がお互いを引っ張り合う性質があるのでできる事だたのですが…
『何故船が【表面張力】で走るのか説明出来る?』
との先生の質問に、
「③の実験で、水とエタノールだと表面張力は水の方が強いとわかった。」
「④で船の後方にエタノールをかけると、その周辺の表面張力が水より弱くなる。」
「エタノールの影響がない前方に水の表面張力により引っ張られる為、前に船が進む。」
と、百点満点の回答を披露してくれた子もいましたよ♪
【表面張力】は中学・高校で勉強すると思います。
小学生には少し難しい内容だったかもしれませんが、今回の段階的な実験を通して体感として理解してくれていると嬉しいと感じました。
今回の平久理科実験教室も、前回に引き続き全体通して実験を嬉々として子供達が行っているのが非常に印象的ででした😊
講師を務めていただきましたディレクトフォースの先生方もありがとうございました!!
次回のウィークエンドスクール「平久科学実験教室」は8月20日(水)を予定しています。
墨流しという伝統工芸を通して、どうして絵の具が水に溶けずに表面に漂うのか?を科学的に理解していく内容となっています。
詳細は別紙ご案内しておりますのでどうぞお楽しみに♪
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
😊ウィークエンドスクールについて😊
ウィークエンドスクールとは、こどもたちの自主性、社会性、創造性を養い、健全育成と家庭・地域の教育力の向上を図る江東区の放課後や週末活動支援事業の一環です。